papaiya yamashitaの(続)重電マン日記

世界を変える重電マン&トースマスタ― パパイヤ山下のブログ (電力インフラ海外営業&企画、そしてMBAとToastmastersとリベラルアーツの探求とよりよく生きるための原理原則に関して感じたことを綴っていくブログ)

大学の研究室の集まり

久々に大学の研究室のパーティに参加してきた。

僕の研究室は実はモバイルの技術を研究するところなので、実はIT系の人が多い。

僕のみ、異色の重厚長大産業・・・。

そんなわけで、異業種交流会みたいで楽しかった。

そんなこんなで、知財部門で働いている先輩と日本の企業の弱みに関していくつか面白い指摘を頂いたので残しておく。

「業界のキーとなる技術をいかに自分の会社のものにするかが重要」

先輩の使ってた難しい言葉はわすれてしまったが、こんなことを言っていた。当たり前のことだけど確かに日本の企業はこれが異常に下手だと思う。パソコンの会社がその調達元であるインテルさんやマイクロソフトさんにキーコンポーネントを明け渡しているのが正にその典型ですね。

じゃ、こういったキーとなる技術を自分の会社で作る以外に手に入れる方法があるんですかね?ときいたところ

「それが契約だよ。契約で他社の技術をもてにいれることができるんだよね」

もう本当に細かい話は忘れたけど、これ正に僕ら重電営業マンがかかわってることなんですね。
少なくとも、重電の海外営業は契約書を作る作業も要求される。だからここの自社のキーとなる技術を守るという意識をもっていないと気づいたら自社の強みとなる技術を相手に明け渡してしまうことが多々ある。

でも、重電の場合原子力でもない限り圧倒的なキーとなる技術の違いというのはないのも事実。というか、表面的には存在しないみたい。
だから、例えばその製品(たとえば水車)をつくるときのキーとなる素材を抱え込むというのもひとつの強みなのかもと思ったが、まだまだ頭はまとまってないな。

もっと自分の業界の技術を知らないといけないな〜〜と感じた。でもって、知的財産の知識も必要だな〜〜と。
とにかく、日本企業の営業がだらしないのかも・・・と反省してしまいました。技術をもっとうまく事業に結び付けられる営業センスを身につけたいです。



んで、また話し変わって

「日本の企業と違って海外の企業は水平統合(水平分業?)がうまいよね〜〜」

これは、コーポレートあるいはスタッフの方だからこそ出てくる視点ですね。
でもたしかに、日本の事業部製は完璧に自分の事業部しか見ていない。
そもそも、多角化事業をやっている時点で、もう向かっている方向がバラバラ・・・。
それはそれでいいだろうけど、やっぱ一つ一つの事業の強さが集中している企業と比べるとスピードも遅いのでパワーに欠ける。

これも全て、日本企業の営業ならびに技術者含めて危機感を薄れさせている気がする。「うちが儲からなかったらつぶれる」というくらいの意識を持たないと駄目ですよね。もっと頑張ります。