papaiya yamashitaの(続)重電マン日記

世界を変える重電マン&トースマスタ― パパイヤ山下のブログ (電力インフラ海外営業&企画、そしてMBAとToastmastersとリベラルアーツの探求とよりよく生きるための原理原則に関して感じたことを綴っていくブログ)

バンコク空港にて(2008年11月3日)

イムリーな更新ではないですが(2008年11月3日)、現在ラオスへ行く途中のタイ国スワンナプーム空港のスタバでこの文章を書いています。


10;55成田発のJAL便にて出発。
タイについたのが現地時間の16:00前後。


で、乗り継ぎのタイ航空のビエンチャン行きが20;00ということで、
かなり暇を持て余してるわけです。


暇といっても、明日の打合せの準備のために議事録叩き台を作成したりと
やることはたくさんあるのですが、ちと気分転換でこの文章を書いています。


今現在いるタイ国、重電というか電力という意味で非常にラオスと深い関係があります。


以前も話したが、ラオスという国は包蔵水力が大量にあるためその水力を活かして近隣国に電気を売って自国に資金を呼び込もうとしている。


この為,ラオスは近隣国と電力を売るというMOU(Memorandum of Understanding)を締結している。


その中でも、最も多くの電力料金を輸出しようとしている先がタイなのである。


現在タイとラオスは2015年までに5,000MWの電力を輸出するMOUを結んでいる。


この為、今後水力発電所がラオス政府主導のものと海外IPP手動のものとあわせて数多く建設される予定である。



つまり、結構なマーケットがあるわけだが、いかんせんラオスという国は社会主義国家であり、かつ法整備がまだ十分になされていない為、ポリティカルリスクというものが非常に高い。


それだけでに、ADB(アジア開発銀行)や世銀など、あるいは円借款などの案件を狙い撃ちできればいいのだけどそれも現在は様々な問題で滞っているようだ。


もともと水力発電はCO2排出が少ない一方、建設する際の環境負荷が問題とされることが非情に多い。



この為、計画案件が持ち上がっても環境規制をクリアするのに時間がかかり案件進捗が滞ってしまうことも
非情に多いようなのだ。


こうした中で、我々は無数にあるリスクをかぎ分けてこれらの計画案件に乗るか乗るべきでないかをきがわけなくてはならない。
こうしたリスクをかぎ分ける能力は一朝一夕ではなかなか身につかない。
個人的にも、まだ社会人3年面なだけに何がリスクで何が狙い時なのかという判断をつけるだけの嗅覚がない。


僕らの業界でも、凄い先輩たちは「危ない案件はニオイでわかる」ということを言っている。


これらは、まさに経験に裏打ちされた言語化できない能力なのだろう・・・。


だから、この業界の営業の世界でも本当に嗅覚がありセンスがある人間は引っ張りだこになる。



話がむっちゃながくなったが要するに、僕自身もそういった人間になりたいし僕自身尊敬する先輩方を超える嗅覚を身に付けたいとかんがえている。


重電案件履行のセンスを磨きつつ、グローバルな視点でものごとをみれる人になりたいのだ。


なんだか自分でもよくわからなくなってきたがとにかく分野を絞り込まず幅広い知識と経験を積んでいかなければならないのは確かである。


というわけで、明日からラオスで客先と打合せ、そのあと担当している案件のサイトに行きサイト側と打合せをしてくる。


準備不足も否めないが、準備万端になるのを待っていたら次に進めない。なので、今日のうちに出来るだけの準備をして明日の打合せに望もうと思う。

最後に、今回は旅のお供に下記の本を持ってきました。

もっと知りたいラオス

もっと知りたいラオス