papaiya yamashitaの(続)重電マン日記

世界を変える重電マン&トースマスタ― パパイヤ山下のブログ (電力インフラ海外営業&企画、そしてMBAとToastmastersとリベラルアーツの探求とよりよく生きるための原理原則に関して感じたことを綴っていくブログ)

ウォール街とその他読んだ本・・・

昨晩、G氏から勧められたウォール街をようやくTSUTAYAからレンタルしてきてみることができた。

ウォール街〈特別編〉 [DVD]

ウォール街〈特別編〉 [DVD]

この映画をみると情報をお金にかえるという職業が既に1980年代に確立されていたことにまず驚かされる。
インターネットも普及していなかった時代で、個人投資家投資銀行情報格差が圧倒的な時代でもやはり、投資銀行同士では情報量にそこまで格差はなかったのだろう・・・。
それだけに、情報を盗み取るという作業とインサイダー情報が重要になってくるのだろう。
インターネットが普及した現在では情報格差は1980年代以上に縮小していると思われるので、こうした情報を抜き取る作業がさらに重要になっているのだろう。

ちなみに、本映画の中で主人公がブルーエアライン(だっけか?)の経営者になるあたりが一番面白かった。

巨大投資銀行(バルジブラケット)のような資本の力は本来、正しく使われれば企業が自身の体質を否定できないために陥りがちな非効率を強制的になおさせる外部の力になる。しかしながら、結局人間は強欲なのでこうしたことをしているうちに本来「株主」であるはずの顧客が「自分自身」になってしまうため、企業価値がなんらかの理由で棄損した企業を自身で資本投入して事業の切り売りをしたうえで、レバレッジをきかせた状態で売り抜けることになってしまう。

いずれにしても、こうした作業は資本市場全体から見ると富の再分配をしているだけで富を生み出しているわけではないのだろう。

いちメーカーで悪戦苦闘する自分自身としては非常に複雑な心境になる作品であった。

ちなみに、これにあわせて黒木 亮の「巨大投資銀行」を読むとさらに面白い(僕もまだ読書中ですが・・・)。

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

巨大投資銀行(上) (角川文庫)

巨大投資銀行(下) (角川文庫)

巨大投資銀行(下) (角川文庫)




その他読んだ本・・・
188/200

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

不透明な時代を見抜く「統計思考力」

なんか中途半端な本だった。。。


189/200

超凡思考

超凡思考