ウォール街とその他読んだ本・・・
昨晩、G氏から勧められたウォール街をようやくTSUTAYAからレンタルしてきてみることができた。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/02/10
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この映画をみると情報をお金にかえるという職業が既に1980年代に確立されていたことにまず驚かされる。
インターネットも普及していなかった時代で、個人投資家と投資銀行の情報格差が圧倒的な時代でもやはり、投資銀行同士では情報量にそこまで格差はなかったのだろう・・・。
それだけに、情報を盗み取るという作業とインサイダー情報が重要になってくるのだろう。
インターネットが普及した現在では情報格差は1980年代以上に縮小していると思われるので、こうした情報を抜き取る作業がさらに重要になっているのだろう。
ちなみに、本映画の中で主人公がブルーエアライン(だっけか?)の経営者になるあたりが一番面白かった。
巨大投資銀行(バルジブラケット)のような資本の力は本来、正しく使われれば企業が自身の体質を否定できないために陥りがちな非効率を強制的になおさせる外部の力になる。しかしながら、結局人間は強欲なのでこうしたことをしているうちに本来「株主」であるはずの顧客が「自分自身」になってしまうため、企業価値がなんらかの理由で棄損した企業を自身で資本投入して事業の切り売りをしたうえで、レバレッジをきかせた状態で売り抜けることになってしまう。
いずれにしても、こうした作業は資本市場全体から見ると富の再分配をしているだけで富を生み出しているわけではないのだろう。
いちメーカーで悪戦苦闘する自分自身としては非常に複雑な心境になる作品であった。
ちなみに、これにあわせて黒木 亮の「巨大投資銀行」を読むとさらに面白い(僕もまだ読書中ですが・・・)。
- 作者: 黒木亮,多田和博
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2008/10/24
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その他読んだ本・・・
188/200
- 作者: 神永正博
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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189/200
- 作者: 岩瀬大輔,伊藤真
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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