papaiya yamashitaの(続)重電マン日記

世界を変える重電マン&トースマスタ― パパイヤ山下のブログ (電力インフラ海外営業&企画、そしてMBAとToastmastersとリベラルアーツの探求とよりよく生きるための原理原則に関して感じたことを綴っていくブログ)

【Global Literacy】リベラルアーツ独習法(麻生川メソッド)の紹介

BBTのPEGLのリーダーシップトレーニングコースの「Global Literacy (*1)」という科目の
最終講義で麻生川静男先生がリベラルアーツの独習法を紹介してくれていたのでこちらで紹介しておこう。
 
How to learn Liberal Arts:From the final lecture of Global Literacy (*1)
(どのように学ぶか?:実践的 How-to)
///Quote/////
フェーズ1:準備 興味のもてる分野100ヶを選ぶ。
 -プロアクティブ(Proactive)な疑問をもつ 教えてもらうのではない!
 -今までのリベラルアーツの教育ではこの姿勢がなかった
 
フェーズ2:インプット (読書) 本を買う  つん読でもよい
 【主食】 中心軸となる本を探し、精読する
 【副食】 新書、百科事典、雑誌、Wikipediaなどで関連知識を吸収する
 【特別料理】 外国語(英語)で原典を読む
  (半分わかれば充分! 多読で慣れよ)
   ・東西の古典を読もう
    →当時の価値観で書かれている
    →時代を超越して通用する人生観、価値観が分かる
    →ただし、古典や著者、過去の偉人を絶対視しない!
 
フェーズ3:アウトプット
 ブログや講演で自分の意見をまとめて発表しよう
 
フェーズ4: 実務・実地で検証
 自分の弁論(日本語、英語)の拙さに気付く
 世界を旅行して、視野の狭さ、価値観の差、を実体験しよう
 
★長続きさせるコツ
 成果を目的とせずに、プロセスを楽しむこと
////Unquote//////
 
この手法の最も特徴的な点はLiberal Artsは誰かに教えてもらうのではなく、自分なりのProactiveかつピンポイントな疑問を皮切りに探求していくという点だ。
 
多くの場合、我々日本人はどこかの大学の高名な学者の講義をありがたく聞いてしまいがちであるが、それに対する疑問・反論を持たない傾向がある。このため、麻生川先生は、こうした学者のいうことを鵜呑みにすることに対して警笛をならしていて、しっかりと自分の目で高名な学者が主張することを実際のブツや史料を通して確認する必要があることの重要性を主張されている。
 
というわけで、自分もこうした姿勢を継承して長い視点(10〜20年)をかけてリベラルアーツ探求法の麻生川メソッド(勝手に命名)を独習・実践できるゼミの設立を模索している最中である。
 
既に、FB等で試験的にコミュなどを立ち上げ始めているのでそのうちこのブログでもご連絡したいと思っている次第である。
  
<Global Literacy関係URL>
(*1)BBT科目:Global Literacy (麻生川静男 講義)
https://pegl.ohmae.ac.jp/lecture/global_literacy/
 
麻生川先生ブログ (限りなき知の探訪)
https://blog.goo.ne.jp/shizuo_asogawa