■
155/200
- 作者: 日本経済新聞デジタルメディア,岡島悦子,日本経済新聞出版社
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
こういった本は、その人の今まで書いてきた本の集大成みたいなことが述べられていることが多い。
ゆえに、今まで本を読んだことがなかった糸井重里氏と冨山和彦氏のインタビューが非常に興味深かった。
冨山氏の言うとおり、今はハード系を延ばそうと思う。
ハード系の知識として、冨山氏は書き3点を述べている。
「基本的な経済構造」
「市場の成り立ち」
「競争ポジション」
この中で、冨山氏が「基本的な経済構造」が最も重要であると述べていることが興味深かった。マーケティングだのなんだのといわれているこのご時世、「お客第一主義」などに目がいきがち。また、「競争相手」をしれということもよく言われる。
しかし、最も大事なのは「自身の会社がどうすれば利益を出せるのか」、そして「どうすれば利益をだせないのか」を理解することだというのが冨山氏の主張である。さすがに、核心に迫った主張であると感心してしまった。確かに、ここが抜け落ちていると、お客の為に安くすればいいという短絡的な思考に陥りがちだ。
ここのポイントがこの本の最も重要な示唆であったと感じている。読んでいて、はて僕の属する事業の利益創出方法はなんだろうと考え何も浮かんでこないことにかなりの焦りを感じた。つーわけで、非常に勉強になった1冊であると言っておこう。
ちなみに、ソフト系はじっくりと古典などを読むことによって深めていけると感じた。あとはソフトの能力は以外に自分には備わっている感じがする。