papaiya yamashitaの(続)重電マン日記

世界を変える重電マン&トースマスタ― パパイヤ山下のブログ (電力インフラ海外営業&企画、そしてMBAとToastmastersとリベラルアーツの探求とよりよく生きるための原理原則に関して感じたことを綴っていくブログ)

天風理論

こんばんわ

久々の更新です。

最近出張やら何やらでバタバタしておりました。

ここ1ヶ月中村天風先生の「成功の実現」を読んでおりました。

師の提唱する「積極的精神」の考えには非常に共感いたしました。
私自身、気がつくと消極的精神に陥りまわりに消極的な言葉を振りまいてしまうことが多々あります。

というわけで、個人的なメモとして引用を残しておきます。

今日一日
怒らず 恐れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇気と 信念とをもって
自己の人生に対する責務を果たし
常に平和と愛とを失わざる
立派な人間として生きることを
厳かに誓います

消極的な観念を持った人が積極的観念を持つ方法を師は以下のように述べている。

「今夜から寝がけ、わずかな時間ですが、寝付くまでのあいだ、たとえ昼間どんな場合があろうとも、それは寝床の中に持ち込まないこと。寝床の中はあとうかぎり積極的な状態で心を堅持しなければだめですよ。理想からいったならば、寝がけは何も考えないほうがよい。」

できるだけ明るく朗らかに、生き生きとして勇ましく・・・・それには言葉をきをつけなさい。
第一に。
憎いとか、腹が立つとか、悲しいとかいやだとか、まいったとか、助けてくれとかというような、要するに消極的な意思表示を言葉に出さないように。明るく朗らかで、生き生きとしてい覚ましイを感じを自分も感じ、人も感じるような言葉意外はしゃべらないように。

「天風式クンババ法」

感覚なり感情なり衝動、ショックを受けたら、急いで体の三箇所を特別な持ち方をする。三箇所とは肛門・お腹・肩です。
普通の習慣としていちばん大事なのは、肛門をしょっちゅう締めること。往来あるくんでも、ものを考えるんでも、かように長く立ってしゃべっているときでも、肛門が締まっているとなんとも変化はない。
習慣をつけるのに一石二鳥の方法がある。いま言った体のもち方を応用しながら,折あるごとに日に何千回でもいいから深呼吸をすることを稽古なさい。そうすると、ひとりでにこのよき習慣が、いざというときに特別に意識を用いなくても、肛門が締まって、肩が落ちて、お腹に力が入る。

「我れは霊魂という一気体なり」というこの自覚で心身統一を行うと、なるほど、心も体も道具か、その道具をまとめて一つにして塚というのが心身統一の根本原則だな、ということが悟れる。
我れあるところに必ず光明が燦然として輝く。そういう気持ちの人がたった一人そこにいたらどんなに濁った人間の中へ出て行っても、その人の光明で、すべての人間の魂は洗い清められる。

心が絶対的に積極化される人間となるのには、まず何をおいても生命の道具としてつかいこなしていける「意志力」を出す人間にならなければだめだよ。
自分に意志力があるかないかは自分自身が神経過敏か、気が弱いかですぐわかるんだ。
とにかく意志力を一日も早く完全に出しうる人間になることを努力なさい。

そのための方法として天風さんは積極観念の養成をすすめる。

積極観念養成の第一は「内省検討」
現在自分の思っていることや考えていることが果たして積極か消極かってことを、厳粛に自分自身で判断する。その判断を心でなく、意志にやらせる。
もうひとつの補助的手段としては普段できるだけ積極的な人と交わりなさい。

最後に、こころを積極化するのにとても役に立つ特別の心がけを教えよう。
それはね、肉体の感覚はもちろん、そのほかの本能的感情や情念、さらに理性心でも霊性心でもすべて実存意識領域に発現するすべての心理現象を、あとうかぎり客観的に思うこと。

何かをするときに一切のすべてをはっきりした気持ちでやる癖をつけなさいよ。たとえば一日のうち、この時間からこの時間まではどんなことでもはっきりした気持ちでやるぞっていうふうに、特定の時間でやったってできるわけだろう。
はっきりした気持ちというのをわかりやすくいうと気を散らさずに行うこと。

果てしのわからない大宇宙よりも、人間の心の方が大きいんだぜ。
この世の中、公平に出来ているんだから、心を積極的にしさえすれば、健康も立ち直るし、運命も立ち直るようにできてるの。だから、もっと自分の心を磨きなさいよ。

「信念」

想像力を応用して、心に念願する事柄をはっきり映像化することによって、絶えざる気持ちでぐんぐん燃やしていると、新年がひとりでに確固不抜なものになる。
だから、現在を生きがいのあるものにするには、心にほどこす技術、いわゆる想像力を応用して自分の念願、宿願をはっきりと心に描くことを絶え間なくやると技術に完全に熟達なさい。上手になりなさい。

最後の締めくくりとして以下の詩が掲げられている。

我れはいま、我が心の奥深くに奇跡を行いうる神秘の力の潜在することを悟りえた
そして、人はこの力を正しく活用することにより、人の値打ちを決定されることをも悟りえた
さらにまた我れは、この現実の悟りによりて、我が命のなかに新しい真の喜びに輝く尊い光を自覚する
同時に過去の一切の無価値より解脱して、格調高き価値ある人生へと今正に鹿島立つ感激に我が心は炎と燃え立つ
そもや自己をつくるものは自己である
しかも自己を正しくつくらんには、まず自己を正しく律するにある
また自己を正しくりっするには、ただひとえに信念をもととする連想の観念を、常往わが心の中に厳かにかくせざるべからず
今やこの尊い悟りをこころに得た我れは、いかなるときにも我が心の中に純にして正なる連想の観念を普段に燃やし続けて、我が命を正しくつくる自律基盤の力をかりそめにも緩めざらんことを、つつましやかに己のこことしよう