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唐突ですが、年間読書100冊という目標を立てております。
本日なんとか今月の10冊目を読み終わりました。
今日読み終えたのは「坂の上の雲(8)」でした。いや〜〜結構長くかかっちゃったな!!
この作品読んでて特に感じたのが日本人って本当に真面目な国民性を持ってるということです。当時の軍人は特にそうなんでしょうけど、闘った相手に敬意を示す場面では思わず涙ぐんでしまいます。
日本人の謙虚さと生真面目さ。
これが日本人本来の強みのはずです。
よく勘違いする人がいるのですが「謙虚」と「遠慮」は違います。
「謙虚」をYahoo辞書で調べると
自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさまのことです。
逆に、「遠慮」を辞書でひくと
1 人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「―なくいただきます」「年長者への―がある」「この部屋ではタバコは―してください」
2 辞退すること。また、ある場所から引き下がること。「せっかくですが出席を―します」「君は―してくれ」
3 遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。「深謀―」
全然違いますよね。最近の日本人は「遠慮」はすることが多いとおもいます。特に外人相手だと全く持って大人しくなって言葉や行動を慎んでしまうみたいです。
でも、坂の上の雲の軍人たちは違う。
こちらが勝ったにも関わらず、自分の地位におごることなく相手に接します。
また、外人にしっかりと意見をいってます。
たとえば、乃木将軍がフランス陸軍省で「社会主義」に対する意見をきかれたとき。
「日本の武士道の方が優れている」
とはっきりと説明しました。
これはやっぱり立派なことです。
また、例えば東郷平八郎が負けて負傷した相手の将軍のロジェストウェンスキーを病室にたずねた際にかけた言葉も非常に素晴らしい。
「はるばるロシアの遠いところから回航して来られましたのに、武運は閣下に利あらず、ご奮戦の甲斐なく、非常な重傷を終われました。中略
なにかご希望のことがございましたらご遠慮なく申し出られよ。出来る限りのご便宜をはかります。」
素晴らしいですね。
美化されている点があるでしょうが、やはりこの姿勢はとても大切だ。
まさに「謙虚」を絵に描いたような場面です。
このほかにも、僕の好きなセリフに以下のものがある。
児玉源太郎がいった言葉です。
「軍人は階級があがるほどにモウロクしてくる理由を知ってるか」
「マッチをすることまで部下が介添えするからよ」
「おれは陸軍大将になっても自分のまわりのことは自分でやる」
あぁ素晴らしい心がけだな〜と素直に感心してしまいました。
話が脱線してますね。
とにかく、謙虚さと生真面目さを日本人は今一度見直すべきだと思った今日この頃なのです。
はぁ年間100冊の道は険しい。
学生ならいいんだけど、社会人になると大変そうだ。
やるだけやってみよう